ネット通販の拡大とともに、宅配便の配送数の増加までも考えることが、事業者には必要なことでしょう。
市場の成長を喜ばしく思う反面、宅配業者などからは課題の声が持ち上がっているようです。
例えば、私たち消費者にとっては自宅まで届けてくれるのが魅力ですが、不在という課題もある話です。
ネット通販の主要購買層は単身者、共働き夫婦というデータもあります。
そうなれば、どうしても日中は留守です。
どんなに迅速に配達したところで不在ならば、荷物は営業所に持ち帰ることになり、不在伝票だけがポストインされます。
ネット通販の追い風により、今、宅配便の営業所はてんてこ舞いです。
翌日以降の再配達に加えて、数日以上前の配達物まで保管できるほどの余分なスペースは持ち合わせていないでしょう。
ですから、できるならば、購買者は土日祝日などの週末を避け、配達日・時間を指定するようにしたほうが都合がいいようです。
もちろん、指定日を設けないほうが、早く配達できる声もあげられますが、不在ならば意味もありません。